BuildVuは単一ファイルを出力できますか?
v2025.10
BuildVuには、コンテンツの生成方法を制御するさまざまな設定があります。
デフォルトでは、BuildVuはページごとに個別のファイルを生成し、個々のアセットも外部参照されるか、ファイル内に埋め込まれます。BuildVuにはsinglefileモード もあり、すべてのページを1つのHTMLファイル内に埋め込みます。
singlefileモードを使用する際は、パフォーマンスを考慮することが重要です。PDFファイルはランダムアクセスを前提に設計されており、PDFリーダーはドキュメント全体を読み込むことなく個別のページを表示できます。IDRViewer は、個別のページを動的に読み込むことで、この動作を模倣しています。
しかし、singlefileモードを使用すると、ドキュメント全体が一度に読み込まれます。複雑なドキュメントやページ数が多いドキュメントは、読み込みが遅くなり、Webブラウザがハングしたりクラッシュしたりする可能性があります(特にモバイルデバイスで)。そのため、singlefileモードは小さなドキュメントのみ、またはドキュメントがブラウザで読み込まれない他のワークフローでのみ使用することをお勧めします。
以下の設定オプションを使用すると、外部アセットの埋め込みを有効にできます:
- setIncludedFonts (Base64バリアントに設定)
- setEmbedImagesAsBase64Stream (trueに設定)
- setInlineSVG (trueに設定)(BuildVu-HTMLのみ)
idrviewerまたはcontentのビューモード
を使用する場合、フォントをBase64として埋め込むことはお勧めしません。これにより、BuildVuはページ間でフォントの重複コピーを生成することを余儀なくされ、フォントの重複排除を最適化できなくなります。その結果、変換後のファイルサイズが増加し、ドキュメントの読み込みが遅くなります。singlefileモードでは、BuildVuはフォントを適切に最適化して重複排除できます。
