BuildVu 2019.12 リリースノート

リリース日：2019年12月10日

次回のBuildVuリリース：2020年1月28日

バージョン番号の更新 このリリースより、定期リリースのバージョン番号はYYYY.MM（年.月）形式になります。デイリープレリリースバージョンはYYYY.MM.DD-daily形式を使用します。

DockerによるBuildVuのクラウドデプロイに関する新しいドキュメント DockerでBuildVuを実行し、Google Cloud Platform（GCP）、Amazon Web Services（AWS）、DigitalOcean、Microsoft Azure、Oracle Cloudにデプロイする方法を示すドキュメントをリリースしました。

[HTML-3316] - 高品質ズーム用に大きな画像を出力するimageScaleオプションの追加
2019年10月リリースで追加された実験的オプションの正式リリースです。高品質なズームのために画像サイズを拡大できるようになります。

コマンドラインからBuildVuを実行する場合、システムプロパティ -Dorg.jpedal.pdf2html.imageScale=value を使用して有効化できます。valueは1より大きい浮動小数点数です。
例：-Dorg.jpedal.pdf2html.imageScale=1.5

デフォルト値は1で、ズームが100%のときに表示されるサイズと同じサイズの画像を生成します。値を1.5にすると、標準サイズの1.5倍の画像が生成されます。画像の最大サイズは、PDFファイルに保存されているソース画像のサイズに制限されます。例えば、ソース画像が150x150の場合、imageScale値を増やしても150x150より大きい画像は生成されません。

ファイルサイズはスケーリング係数に対して指数関数的に増加することに注意が必要です。例えば、画像を2倍にスケーリングすると、実際にはピクセル数が4倍になります。そのため、1.5や2などの値を推奨します。

imageScaleドキュメント を参照してください。

[HTML-3291] - Chrome/Safari/Edge/IEでテキスト選択が不安定になる問題
行の高さを増やすことで、Chrome/Safari/Edge/IEにおけるテキストの選択範囲が拡大され、カーソルが背景に当たって選択方向が反転する可能性が低くなりました。

[HTML-3315] - HTML変換におけるテキストの垂直位置の改善（特にFirefoxで）
最近のFirefoxアップデートで発生した不具合を修正し、さらにすべてのブラウザでテキストの垂直位置の精度を向上させました。

[CORE-3500] - Macのフォント置換で使用できるシステムフォントのスキャン場所を更新し、Catalinaの変更に対応
ラスタライズされたフォームのみに影響

[JDEL-287] - PNGエンコーダにフィルタリングを追加し、ファイルサイズの出力を削減
空白以外の繰り返し行（シェードなど）を持つファイルの一部を改善

[CORE-3503] - フォント名から#が誤って削除されたため、顧客のPDFファイルで誤ったフォントが表示される
修正済み

[CORE-3504] - ダウンサンプリングが小さすぎることによる画質の低下
この問題の影響を受けた一部の画像の品質を改善

[CORE-3505] - リンクの境界線が誤って表示される
下線が誤って完全な境界線として表示されたファイルの問題を修正
表示されるべきでない境界線が表示されたファイルの問題を修正

[CORE-3507] - 1x1の奇妙な画像マスクが無視されるべきところを誤ってシェイプに変換される
大きな黒い長方形がページに誤って表示される原因となった問題を修正

[CORE-3510] - マスクのアップスケーリングによる配列インデックス境界外例外
画像が表示されない原因となったファイルの問題を修正

[CORE-3511] - オーナーパスワードが提供されたときにユーザー権限が適用されるのを防止
ユーザー権限が誤って適用された問題を修正。セキュリティ権限の簡単な概要

[CORE-3494] - JPX画像で色が反転
JPXデコーダに分離色空間のサポートを追加