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MoveTo

MoveToは、Apache PDFBoxにおけるパス構築演算子クラスで、PDFグラフィックスにおける新しいサブパスの開始点を定義します。

キーワード: moveto, MoveTo

概要

MoveToは、Apache PDFBoxにおけるパス構築演算子クラスで、PDFグラフィックスにおける新しいサブパスの開始点を定義します。これは ( Citation: N.A., (N.A.). (). Document management — Portable document format — Part 2: PDF 2.0 International Organization for Standardization Retrieved from https://www.iso.org/standard/75839.html ) で定義されているPDFコンテンツストリーム内の’m’演算子に対応しています。このクラスは、PDFドキュメント内でベクターグラフィックスの作成、図形の描画、およびクリッピングパスの定義に不可欠です。

定義

MoveToは、Apache PDFBoxのグラフィックスAPIの一部で、PDFの’m’演算子をラップしています。この演算子は、線を描画せずに現在の点を指定された座標に移動します。PDF用語では、この演算子は指定されたx,y座標にグラフィックスの現在位置を設定することで、新しいサブパスを開始します。LineToなどの可視的な線を作成する他のパス構築演算子とは異なり、MoveToは単に「ペン」を新しい位置に移動するだけです。このクラスはPDFBoxのパス構築フレームワークを拡張しており、通常はPDPageContentStreamオブジェクトと組み合わせてPDFコンテンツを変更するために使用されます。 ( Citation: N.A., (N.A.). (). Document management — Portable document format — Part 2: PDF 2.0 International Organization for Standardization Retrieved from https://www.iso.org/standard/75839.html ) で規定されているように、’m’演算子はユーザー空間におけるx座標とy座標を表す2つの数値オペランドを受け取ります。

重要性

PDF生成または操作を行う開発者にとって、MoveToはカスタムグラフィックスやベクターコンテンツを作成するための基盤となります。MoveToがなければ、PDFドキュメント内でパス、図形、または複雑なグラフィックス要素の描画を開始することができません。特に、カスタムビジュアル要素を必要とするアクセシブルなPDFの作成や、PDFベースのアプリケーションで描画機能を実装する際に重要です。MoveToの理解は、署名の追加、フォームフィールドの外観作成、図表の描画、カスタム注釈の実装などのタスクに不可欠です。この演算子は、ページ上でコンテンツのどの部分を表示するかを制御するクリッピング領域の定義においても重要な役割を果たします。

仕組み

PDFBoxのAPIを通じてMoveToを呼び出すと、ライブラリは’m’演算子と座標パラメータをPDFコンテンツストリームに書き込みます。このメソッドは通常、現在のユーザー空間座標系におけるx座標とy座標を表す2つのfloatまたはdoubleパラメータを受け取ります。MoveToの実行後、LineToやCurveTo、Rectangleなどの後続のパス構築演算子は、この新しい現在点から描画を行います。パスには複数のサブパスを含めることができ、それぞれがMoveTo操作によって開始されます。この演算子は、stroke(線描画)やfill(塗りつぶし)などのパス描画演算子が呼び出されるまで、実際には何も可視的にレンダリングしません。PDFBoxでは、MoveToは通常、PDPageContentStreamオブジェクト上で一連の操作の一部として呼び出されます:位置を設定するMoveTo、形状を定義する他のパス演算子、そしてパスをレンダリングするstrokeまたはfill操作で完結します。

関連用語

  • LineTo – 現在の点から新しい座標まで直線を描画するパス構築演算子
  • PDPageContentStream – PDFページにコンテンツを追加するメソッドを提供するApache PDFBoxクラス
  • Content Stream – ページまたはフォームの外観を記述するPDF命令のシーケンス
  • Path Painting Operators – 定義されたパスを可視的にレンダリングするstrokeやfillなどのPDF演算子
  • User Space – PDFコンテンツ内で位置とサイズを指定するためのデフォルト座標系

出典

(N.A.) (2020)
(N.A.). (). Document management — Portable document format — Part 2: PDF 2.0 International Organization for Standardization Retrieved from https://www.iso.org/standard/75839.html