変換状態を外部に保存する
このオプションを使用すると、データベースのJNDI名を指定することで、外部データベースを使用して変換状態を保存できます。これにより、サーバー障害が発生した場合でも現在の状態を保存できます。また、複数のサーバーが単一のデータベースを使用できるため、Kubernetesクラスターやロードバランサー配下で複数のサーバーを実行する場合に必須となります。
この機能は1つの設定プロパティで制御されます。
- databaseJNDIName - 状態を保存するデータベースのJNDI
アプリケーションサーバーを実行しているサーバー上に、以下のJavaプロパティファイルを作成します(まだ作成していない場合){user.home}/.idr/jpedal-microservice/jpedal-microservice.properties
このファイルに、以下のキーと値のペアを追加します(キーが既に存在する場合は更新します)。
- databaseJNDIName - 設定したデータソースから有効なJNDIを指定する必要があります。
例: databaseJNDIName=jdbc/exampleStateDB
値が提供されない場合、または無効な値が提供された場合、このオプションは外部データベースを必要とせず、変換状態を内部メモリに保存するようデフォルト設定されます。
Dockerイメージに独自のプロパティファイルを提供するには、プロパティファイルをイメージにマウントする必要があります。これは、docker runコマンドに以下を追加することで行います。
--mount "source=/path/to/properties/directory/jpedal-microservice.properties,target=/root/.idr/jpedal-microservice/jpedal-microservice.properties,type=bind"
