JPedal 2018年10月リリースノート - 8.6.29

リリース日: 2018年10月29日

次回リリース: 2018年11月30日

[JPED-412] - XXEセキュリティ脆弱性の防止
JPedalにおける2つの潜在的なセキュリティ脆弱性を防ぐための修正が追加されました。コードベースからJavaが提供するScriptEngineクラスの使用を削除し、XXE（XML外部エンティティ攻撃）を防ぐためにDocumentBuilderFactoryの使用方法を変更しました。JPedalの最新バージョンへの更新、または以下のメソッドでXFAを無効化することをお勧めします：

pdfDecoderInstance.addExternalHandler(false, Options.USE_XFA);

または

viewerInstance.getPdfDecoder().addExternalHandler(false, Options.USE_XFA);

[JPED-412 / JPED-420] - Postscriptシェーディングのパフォーマンス改善
JPedalを使用した際に特定の2つのPDFファイルのレンダリングが遅い問題がありました。Postscriptコンパイラでの処理時間を削減しました。
[JPED-413] - パフォーマンス向上のためカラースペースをキャッシュするように変更
JPedalでのレンダリングに長時間かかるドキュメントがありました。パフォーマンス向上のためカラースペースをキャッシュするようになりました。
[JPED-408] – テキスト抽出の改善
テキスト抽出に関するいくつかの改善が行われました。これにより、テキストが誤った順序で抽出される問題や、テキストが1文字ずつ追加された際に誤って結合される問題が修正されました。
[JPED-404] - 丸端の破線ストロークをレンダリングする際のJREクラッシュの回避策
Java 6以降のJREに存在するバグに対する回避策が追加されました。
[JPED-414] - コマンドラインから実行する際のExtractStructuredTextのUX改善
実装されました。