ブール値オブジェクト(Boolean object)
ブール値オブジェクトは、論理値を表現するPDF構文の基本的なアトミックオブジェクト型の1つです。
(
Citation: N.A., 2020
(N.A.).
(2020).
Document management — Portable document format — Part 2: PDF 2.0
.
International Organization for Standardization
Retrieved from
https://www.iso.org/standard/75839.html
)
PDF仕様で定義されているように、ブール値オブジェクトはtrueまたはfalseの2つの値のみを取ることができます。これらのオブジェクトは、PDF文書全体で機能の制御、フラグの設定、およびPDF操作における二値的な判断に使用されます。
PDFにおけるブール値オブジェクトは、キーワードtrueとfalseを使用して二値状態を表現するプリミティブデータ型です。整数(0と1)やその他のシンボル表現でブール値を表す一部のプログラミング言語とは異なり、PDFでは小文字で記述された2つのリテラルキーワードとしてブール値オブジェクトを厳密に定義しています。ブール値オブジェクトはアトミックであり、より小さなコンポーネントに分解できず、PDF構文内で完全な自己完結型の値として存在します。これらはPDFコンテンツストリーム、辞書、配列内に、特別な区切り文字や囲み構文なしで直接記述されます。キーワード自体が完全なオブジェクトを構成します。
PDFの生成、操作、解析を行う開発者にとって、ブール値オブジェクトの理解は、文書プロパティの正確な設定とPDFの動作制御に不可欠です。ブール値は、フォームフィールドが読み取り専用かどうか、注釈が印刷時に表示されるかどうか、文書が変更を許可するかどうか、その他無数の二値設定など、重要な文書特性を決定します。プログラムでPDFを作成または変更する際、開発者は
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Citation: N.A., 2020
(N.A.).
(2020).
Document management — Portable document format — Part 2: PDF 2.0
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International Organization for Standardization
Retrieved from
https://www.iso.org/standard/75839.html
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で規定された正確な小文字のキーワードtrueとfalseを使用する必要があります。True、TRUE、1、0などの代替表現を使用すると、無効なPDF構文になります。ブール値オブジェクトを適切に処理することで、異なるプラットフォームやアプリケーション間でPDFプロセッサとリーダーが文書設定を正しく解釈できるようになります。
